2016-3-5

俺のかーちゃん、俺が高3に上がったときに いきなり倒れて入院した。

検査をして入院が決まったが俺は内容を詳しくきかされなかった。
夏頃から受験勉強もあって かーちゃんに会いにいく時間も取れなくなっていった。

俺は決して頭が良くはなかった。
かーちゃんは立教大学出身俺は小さい頃良く「かーちゃんと同じ大学にいく」と言ったものだ。
実際に受験となると、ハードルは高かったけれど、立教を目指してがんばった。
冬になり、かーちゃんは次第に痩せていった。
飯も食わなくなり、俺の手を良く握るようになった。
かーちゃんは俺に色々話をさせた
学校 進路 夢
思えば何であのとき気がつかなかったんだろう…

涙が…ちょヤバ…
最後の模試の結果が出た。
努力の甲斐か、立教大B判定が出た。
俺からすれば奇跡に近い判定。
おれは帰りに病院に行き結果を見せた。
俺「かーちゃん、おれ立教大いくよ。判定もホラ」
得意げに模試を見せた

かーちゃん「がんばってるのね
タケシ(仮)が後輩になってくれたら
かーちゃん嬉しいよ」
その日もかーちゃんは俺にたくさん話をさせた
俺の手を握りながら…楽しそうに

入試を控え2月に入った頭にかーちゃんに自宅療養許可が下りた。
俺は大喜びで迎えに行った。
病院に着くと担当医の診察室に通された。
注意や説明かと思っていた俺は耳を疑った。
母は癌だという、最初は早期発見で準抗癌剤投与で治るはずだったそうだ。
そっからは頭が真っ白で良く覚えてない。
聞き取れたのは本人に告知してないこともはや手遅れだと言うこと聞きたくもない現実だけが頭に残った…
かーちゃんの病室へ行くと家に帰れるのが嬉しいのかもう準備をして待っていた。
俺はかーちゃんの顔をまともに見れなかった 。

それからすぐ、俺は大学入試を迎えた。
大本命の日、朝早く起きて下に降りるとかーちゃんが台所にいた。
俺:何やってんだよかーちゃん、寝てなきゃ
母:今日は本命の日でしょ、お弁当持ってきなさい
一年ぶりのかーちゃんの弁当だった。
俺は涙が出るのをこらえながら準備をして出かけようとしたとき
かーちゃんが急に苦しみだした
俺は急いで病院に電話し、救急車がきた
家には俺しかおらず、付き添って行った。
意識が飛びそうになるくらい
混乱しながら苦しむかーちゃんの手を握った。
病院についてすぐ親父も駆けつけた。
しばらくして担当医に呼ばれた。
最期になるかもしれないのでついてあげて下さい
俺と親父が病室に入ったときかーちゃんは無惨なほどだった
血の気は引き、やせ細り…しばらくして意識が戻った
かーちゃんはいつもみたく手を握った


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