某信用金庫に勤める二十歳の短大卒の女性が、初月給を親のために使って喜んでもらおうと、両親をレストランに招待しました。
お母さんは前日から美容院にセットにいったりして大喜び。
ところが、お父さんはブスッと不機嫌な顔をしてついてきた。
「何を怒っているの」とたずねたら、
「一回の晩飯ぐらいで、俺が二十年間苦労して育ててきたことが帳消しになると思ったら、大間違いだぞ」と・・・
「そんなこと、どうして言うの?」と思ったけど、口に出しませんでした。
今日はめでたい日だし、お母さんは横でもうパクパク食べ始めているし、今さら怒って帰れない。
しばらく天井を見つめていたお父さんが、ポツリと「ビールぐらい、飲んでもいいか?」と言った。
「誰がビールなんかついでやるもんか」、そう思ったけど、つがなきゃしょうがないなと思って彼女はお酌をした。

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